兵共が夢の跡

はじめまして。8代目です。
皆様、今世もどうぞよろしくおねがいします!


これでシラン・ガナ家もマレに住み始めて3代目。
聞いたところによると、うちの先祖(紳士)はバエボイ村の
どこか寂しげで儚くて、そして美しい景観と、とても温かみの
ある音楽に惹かれスケイド国に男の夢。庭付き一戸建てを構え
たらしい。だけどボクの爺さんの頃、何かがあって夢の一戸建て
を捨て遠く離れた南国・マレに越してきたとのこと。


この理由を聞くといつも爺さんはいつも哀く微笑み、タムの浜へ
消えた。露店を消失する頃まで帰ってこなかった。


人間その理性故、誰でも触れて欲しくない過去の一つや二つもって
いるだろう。幼いボクにはまだそんな事は分からなかったけど、爺さん
が3度目の露店消失をした頃からその理由を聞くのは止めた。
聞いてもボケて忘れてるだろうしね。まてや。



そんな爺さんも、もう随分昔に旅立ってしまった。



ボクも随分大きくなって、一人で各国をふらつけるようになった頃。
ふと爺さんの故郷を訪ねてみようと思った。


今はもう他の人のものになっちゃったけど、それでもそこには
大好きだった爺さんの記録や思い出、あたたかみが残っている
かもしれない。


 http://ooooooxx.xxxxxxxx.jp/Desigr/haikyomenu.html


うんうん。そうか。だね。廃墟になってた!
家主はなにを・・・
井戸の前に手向けの花束が置かれてるのは・・・いややめとこう。
ホラーは苦手なんだ。さようなら。夢の跡。